猫がくしゃみをしたら鼻水に血が混じってた|点鼻薬と内服薬で治療
くしゃみをした猫の鼻水に血が混じっていました。どうすればいいですか?
くしゃみをした猫の鼻水に血が混じっていたら直ぐ病院へ。猫が鼻血を出す時は、何かの病気にかかっている可能性が高いです。
一般的な原因は猫風邪や鼻腔腫瘍が挙げられ、猫風邪なら点鼻薬や錠剤の投与、鼻腔腫瘍なら放射線治療や化学療法となります。
我が家の猫、ジェイさん(3歳)も実際に鼻水に血が混じっており、動物病院で診てもらいました。
くしゃみをした猫の鼻水に血が…
異変に気づいたのはジェイさんのベッド(カービィの人形)を見た時で、なんと血が…。
その後、水を飲みながらクシュンとしていたので、見てみるとやはり血が混じっていました。
動物病院に連絡したら「猫は鼻血をよく出す動物ではないので、何かの病気かもしれないです。すぐに連れてきて下さい」。
検査の結果、鼻腔腫瘍などではなく猫風邪。ただ、もともと鼻が弱く、アレルギーがある模様。特に花粉の時期はくしゃみが増えるとのこと。
注射のあと、点鼻薬(ベルベゾロンF点眼・点鼻液)を左の鼻の穴に1日3回。1週間くらい点鼻薬を入れたあとは、くしゃみはするものの鼻血は出なくなりました。
鼻血が出なくなったので1週間ほど点鼻薬を止めたのですが、再び血の混じった鼻水が…。病院に連れて行き、今度はステロイド内服薬(プレドニゾロン錠)を試してみることに。
そのままでは食べてくれないので、メディボールに包んで隠して投薬。気づくことなく食べてくれました。メディボールはかなりおすすめです!
1回2錠、2日1回のペースで投薬していますが、今のところ鼻血は出ていません(くしゃみはしますが…)。花粉の時期が終われば、くしゃみの数も減るだろうと願っています。
また、完全に室内猫ではあるのですが、人間の服についた花粉や、窓やドアを開けた時に入って来る花粉が少なからず影響していると思います。
なお、ステロイドの副作用は出る可能性が低いと言われ、実際に副作用は出ませんでした。人間と犬と比べたら、猫は最も副作用が出にくいらしいです。
猫が鼻血を出した時に考えられる病気
鼻炎
粘膜が炎症を起こしている状態で、鼻炎を引き起こすのは主に猫カリシウイルスや猫ヘルペスウイルス。内服薬や点鼻薬で治療していきます。
腫瘍
猫の鼻の中の腫瘍は悪性であることが多く、治療法は放射線治療や化学療法。見つかるのが遅いと命を落としかねないので、早期発見が大事なのです。
歯槽膿漏
歯槽膿漏や歯肉炎により鼻血を出すこともあります。内服薬、注射や抜歯などをして処置をします。日頃からデンタルケアをしておくと良いでしょう。
猫の鼻水に血が混じっていたらどうする?
できる限り早く病院に連れて行きましょう。インターネットで色々と調べても解決はしません。プロである獣医師さんにお任せしましょう。