鉱物系猫砂は危険ではない|砂埃が出にくいベントナイトを選べば大丈夫
鉱物系猫砂は危険ですか?
砂埃が大量に出てしまう鉱物系猫砂だと、砂埃を吸い込んだりして猫にも飼い主にも危険ですが、一般的な鉱物系(特に粒が大きめのもの)なら危険ではないです。
下記の獣医師さんも、猫が最も好む傾向にあるのは鉱物系猫砂であり、病気のリスクもほぼないと断言しています。
鉱物系猫砂の基本情報
鉱物系の猫砂とは?
鉱物系の猫砂とは、天然の鉱物を主成分とした猫砂のことを指します。代表的な成分としてはベントナイトが挙げられます。
ベントナイトは吸水性が高く、固まりやすい性質を持っているため、多くの市販猫砂に使用されています。そのため、掃除がしやすく、においの管理がしやすいという利点があります。
鉱物系猫砂の種類と特徴
鉱物系猫砂の中でも、特にベントナイトが一般的ですが、他にもゼオライトやシリカゲルなどが使用されることがあります。
ベントナイト:固まる性質が強く、掃除がしやすいが、粉塵が発生しやすい。
ゼオライト:吸着性が高く、においを効果的に吸収するが、固まりにくい。
シリカゲル:吸水性が高く、長期間使用できるが、高価である。
鉱物系猫砂が危険と言われる理由
鉱物系猫砂に含まれる成分とその影響
鉱物系猫砂の主成分であるベントナイトは、微細な粉塵を含んでいます。
この粉塵は、猫が砂を掘ったり、トイレを使用したりする際に空気中に舞い上がり、猫や飼い主が吸い込むことがあります。
パッケージには「猫が万が一、吸い込んだとしても害が出ない安全な成分で作られています」とよく記載されていますが、それでも蓄積されると心配…。
また、長い期間使用することで、呼吸器系に影響を与える可能性も否定できません。
鉱物系猫砂による健康リスク
鉱物系猫砂を使用する際の主な健康リスクとしては、呼吸器系の問題が挙げられます。
猫が砂を掘る際に発生する粉塵は、猫の肺に蓄積し、喘息や気管支炎などの症状を引き起こす可能性が少なからずあります。
また、飼い主も同様に粉塵を吸い込むことで、呼吸器系の疾患を発症するリスクがあります。特に、アレルギー体質の猫や飼い主にとっては注意が必要です。
安全な鉱物系猫砂とは?
安全な鉱物系猫砂の基準
安全な猫砂を選ぶ際の基準としては、以下の点に注意が必要です。
まず、粉塵の発生が少ないこと。次に、吸水性が高く、においを効果的に吸収すること。また、猫が誤って食べても安全な成分で作られていることも重要です。
粒が大きめの鉱物系猫砂がおすすめ
サラサラな鉱物系猫砂を選ぶのではなく、粒が大きめの鉱物系を選びましょう。そうすれば、砂埃が舞いにくくなり、猫が吸うという危険性も低くなります。
また、猫の手足に砂がついてしまうことも減るため、床の掃除をする回数も減ることでしょう。
猫砂の切り替え方法
スムーズな切り替えのためのステップ
どんな猫砂にするにしても切り替えるときは注意が必要です。
猫は急に新しい砂に切り替わっていると、驚いてトイレをしないこともあるので、徐々に新しい砂を混ぜながら移行するのが効果的です。
最初は現在使用している砂に新しい砂を少量混ぜ、徐々に新しい砂の割合を増やしていきます。猫が新しい砂に慣れるまで、数週間かけてゆっくりと切り替えることがポイントです。
猫のストレスを軽減する方法
猫が新しい猫砂に慣れる際に感じるストレスを軽減するためには、トイレの場所を変えないことや、トイレ自体を清潔に保つことが重要です。
また、トイレの周りに猫がリラックスできる環境を整えることで、スムーズな移行が可能になります。
さらに、猫がトイレを使った際に褒めてあげることで、ポジティブな体験として記憶させることも効果的です。
まとめ
鉱物系猫砂はサラサラしすぎていなければ危険ではありません。ライオンやデオトイレの好物系なら間違いないでしょう。
ただ、猫が気に入った猫砂が正解なので、鉱物系がハマることがあれば、紙系、おから系がハマることもあります。
猫砂によっては掃除が面倒と感じることもありますが、猫ファーストで、可能ならば全ての猫砂を置いて、猫に選んでもらいましょう。