アニコム損保、どうぶつ健保の対応病院が全国7000件を突破

ペット保険業界でシェアNo.1を誇るアニコム損害保険株式会社は、同社が展開する「どうぶつ健保」対応病院の数が、2025年7月24日時点で全国7,000件を突破したことを発表した。これは日本国内におけるペット保険で対応病院数として最多であり、同社の保険制度と獣医療との連携の深まりを象徴する成果となっている。
「どうぶつ健保」では、診療時に保険証または電子保険証を提示することで、飼い主は窓口で自己負担分のみの支払いで済み、保険金請求の手間を省くことができる。この利便性が高く評価され、飼い主の不安軽減や獣医療へのアクセス向上に大きく寄与している。
また、同社は利便性の一環として、地域や症状などから最適な動物病院を検索できる「どうぶつ病院検索サイト」も提供。ペットの症状に応じて検索できる日本初の機能も備えており、ペットと飼い主双方に優しいサービスを展開している。
アニコムでは、未対応の病院についても、契約者からの推薦を受け付けており、今後さらに対応病院の拡大を図っていく方針だ。ただし、病院側の意向によっては対応が難しい場合もあるとし、慎重な対応を続けている。
アニコムグループは「獣医療と保険の共進化」を掲げ、単なる保険サービスの枠を超えて、ペットを社会的に守るインフラの一翼を担っている。特に、ブリーディングや販売、飼育環境、診療現場など、ペットを取り巻く多層的なリスクに対する理解を深め、統計データをもとにした病因解明や予防策の提示に注力している。
同社は、現代社会における「孤独」の解消役としてのペットの存在意義にも注目。1万年にわたり人間と共に進化し、愛し愛される力に特化してきたペットが、今後も人間社会において感情的な支えとなる存在であり続けるためにも、質の高い獣医療と保険の仕組みが不可欠であると強調している。
今回の7,000病院突破は、その取り組みの通過点にすぎない。同社は引き続き、獣医療従事者と共に、日本の繊細で高度な獣医療を世界に発信し、ペットと飼い主がより安心して暮らせる社会づくりに貢献していく考えだ。
(C)アニコムグループ