オリジンキャットフードのレッドをレビュー|口コミ・評判は?
オリジンってどうですか?
カナダの企業、チャンピオンフーズが展開しているブランドがオリジン。生物学的に猫に合うフードなので、猫からすると小動物を食べている様な感覚でしょう。
オリジンは70か国以上で販売され、日本向けに水分量が特別調整されていることも大きな特徴です。
今回は、5種類あるオリジンの中からレジオナルレッドをご紹介します。特徴、口コミ、原材料、成分、オリジン社の概要などについてまとめました。
この記事を読めば、日本向けに特別調節されている理由などもメーカーに問い合わせたので、よりオリジンのことが理解できます。
オリジンキャットフードは5種類
オリジンのキャットフードは5種類あります。
レジオナルレッド
→肉が超大好きな猫におすすめ
キャット&キトゥン
→鶏肉が好きで健康的な猫におすすめ
ツンドラ
→より栄養をつけたいグルメな猫におすすめ
6フィッシュ
→魚が好きな猫におすすめ
フィット&トリム
→肥満気味な猫におすすめ
詳しくは「オリジンキャットフード全種類を比較|肉派の猫だと迷うかも」をお読み下さい。
この記事ではレジオナルレッドについて詳しくご紹介します。
オリジンキャットフード・レジオナルレッドの基本情報
内容量:340g、1.8kg、5.45kg
価格(税別):1,485円(340g)、6,930円(1.8kg)、16,500円(5.45kg)
主原材料:牛、猪、ヤギ、羊、サバ、豚
穀物類:なし
人工添加物、人工酸化防止剤:なし
対応年齢:子猫、成猫
賞味期限:製造から15か月
原産国:アメリカ
メーカー:チャンピオンフーズ(カナダ)
国内販売:オリジンジャパン
- 原材料
-
新鮮アンガスビーフ、新鮮イノシシ肉、新鮮ヤギ肉、新鮮ラム肉、新鮮ラムレバー、新鮮牛レバー、新鮮牛トライプ、新鮮イノシシレバー、新鮮マトン肉、新鮮牛心臓、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮ヘリテッジ豚肉、乾燥ヤギ肉、乾燥牛肉、乾燥ラム肉、乾燥丸ごとサバ、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとピント豆、新鮮牛腎臓、新鮮豚レバー、乾燥丸ごとニシン、乾燥マトン肉、丸ごとグリーンピース、丸ごとグリーンレンズ豆、丸ごとシロインゲン豆、丸ごとヒヨコ豆、天然豚肉風味、牛肉脂肪、レンズ豆繊維、新鮮豚腎臓、アラスカンポロック油、丸ごとイエローピース、新鮮ラムトライプ、新鮮イノシシ心臓、イノシシ軟骨、牛軟骨、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、乾燥ケルプ、亜鉛タンパク化合物、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、丸ごとリンゴ、丸ごと梨、フリーズドライ牛レバー、フリーズドライ牛トライプ、フリーズドライラムレバー、フリーズドライラムトライプ、カボチャの種、ヒマワリの種、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物
- 成分
-
粗たんぱく質:40%
粗脂肪:20%
粗繊維:3%
水分:10%
カルシウム:1.9%
リン:1.4%
マグネシウム:0.1%
タウリン:0.2%
オメガ6脂肪酸:2%
オメガ3脂肪酸:1.2%
DHA:0.45%
EPA:0.25%
代謝エネルギー:394kcal/100g
オリジンキャットフードのレジオナルレッドをレビュー
ホログラムシールみたいになっています。偽物も出回っているようなので、必ずシールを確認しましょう。
アメリカ産ではあるのですが「日本の気候に見合うよう水分等を特別調整しています」だそうです。
では実際にどう調整しているか気になったのでメーカーに問い合わせました。
メーカーの回答
・オリジンのドライフードは全て特別調整がされている
・保証成分で水分は12%以下
・日本はアメリカより湿気が多いので、水分を少なめに設定
・水分12%以下は実質0〜12%を指す
・アメリカ向けが10〜12%であれば、日本向けは8〜10%の水分量
・水分の成分ではなく、水分値が低くなっていることがアメリカ向けと日本向けの違い
簡単にいえば特別調整=水分量少なめです。しかし、注意点が一つあります。
それは並行輸入品は日本向けに特別調整されていないということです。
アマゾンや楽天では日本向けとアメリカ向けの両方が混ざっているので気をつけましょう。
最も安全なのはオリジンの公式サイトから購入することです!
340gだと密封するジッパーはついていません。
なので、輪ゴムやクリップで止めるか、フードケースにいれて保存しましょう。
手にとってみた感触はしっとりしていました。
匂いはビーフジャーキーみたいで臭くはありません。一般的なキャットフードの匂いです。
パウダー量が多いと思ったのでメーカーに問い合わせてみました。
メーカーの回答
・パウダーはフリーズドライのレバーもしくはトライプ
・牛、羊の肝臓と胃をフリーズドライ製法で水分をなくし、パウダーにしたものをかけている
・生肉の次に新鮮な原材料で、猫が好む匂いであり隠し味
・パウダー量の多さはそれぞれで違う
・全体的に少ない時は、たいていパウダーが袋の底にたまっている
・レジオナルレッドは他のオリジンドライフードと比べると最もパウダー量が多い
パウダーはより美味しくなる隠し味で、袋の底にたまっていることもあるのでシェイクして均等にしましょう。
大きさは1cmほど。本当に小さい子猫にとっては少し大きいかもしれませんが、ほぼ大人の子猫なら問題ないサイズです。
成猫になると案外、小さい粒は食べづらく、大き粒を好む猫が多いと聞きます。
また、サイズ的に自動給餌器からも問題なく出るサイズです。
鶏肉がメインのレガリエを先に食べていたので、レジオナルレッドを与えるタイミングを間違えてしまいましたが、食べてくれました。
牛、猪、ヤギ、羊、サバ、豚が主原材料で、第一原材料は牛(ビーフ)。チキン好きな猫なら「美味しい」と感じると思います。
パウダーが影響しているかは分かりませんが、隠し味というメーカーの答えなので、食欲を誘うのかもしれません。
やはり猫は完全肉食なので、魚より肉が好きなのでしょうか?
レジオナルレッドの口コミ・評判
アマゾン、ツイッター、インスタグラムでレジオナルレッドの口コミを集めてみました。
低評価な口コミ
たしかキティの方は七面鳥と魚だったはず🤔
— なつひめ (@XnqtsuhimeX) July 27, 2018
レジオナルレッドは牛とかの内蔵も入ってるから、本来の食事に近いんだと思う!!
今は落ち着いたけど、うちの子レジオナルレッド食べ始めてから下痢続いてたからキティの方がいいのかなーって思う(◜௰◝)
柚子ご飯のひとつ、オリジンのキャットアンドキティが品切れだったんで買ってみたレジオナルレッド、全く食べない!
— 碧也ぴんく (@pinkjyoudai) April 13, 2019
臭うだけでスルー !
どうやら柚子にとって四つ足動物は食べものじゃないもよう。
おおう。(;´д`)
ビビは食べたがるし好きぽいけど、腎臓悪い猫にオリジンはやれぬ…。
人のまつげのようなしっかりめの、黒い毛が入っていました。1本や2本でなく大量に。この毛が消化器でチクチクして吐いたのではと思っています(引用元:Amazon)
アメリカ産になってから食べなくなった。なぜレシピを変えた(引用元:Amazon)
開けた瞬間から粉々に砕けてるのが多いなと感じました。うちの猫は割れたのは食べないので、器に入れても残すので捨てるしかありません。もったいない。(引用元:Amazon)
どんなキャットフードでも猫に合わなければ「食べない」「下痢になる」ので深掘りはしませんが「毛が混入」「カナダ産」「粉々」の3点を確認してみました。
白い毛が混入している
確かに白い毛があったので、またまたメーカーに聞いてみました。
メーカーの回答
・白い毛は原材料のなかの動物の毛か野菜の繊維
・動物なら牛、イノシシ、羊、ヤギの可能性大
・原材料はミンチになって工場に届くが、そのミンチの中に白い毛が混ざっていることがある
・以前は黒い毛が混ざっていた
・毛は食べても全く問題ない
なるべく混入しないように努めますとのことでしたが、毛は食べても全く問題ないらしいので安心しました。
アメリカ産とカナダ産ではレシピが違う
チャンピオンフーズは1985年に創設されたカナダの会社で、同国アルバータ州で製造していましたが、2016年夏にアメリカ・ケンタッキー州に新しい自社工場を設立。
新工場を創設した理由は、ケンタッキー州には多くの牧場があり、より新鮮な食材が手に入るのと、市場の大きいアメリカで勝負したかったからです。
食材の質が変わればレシピも変わり、肉の量は80〜85%から85〜90%になり、サプリメントの種類に変更がありました。
アメリカ産:亜鉛、マンガン、銅、亜セレン酸ナトリウム、コリン、ビタミン(A、B12、D3)、ナイアシン、リポプラヒン、葉酸、ビオチン
↓
カナダ産:コリン、亜鉛、銅
猫は敏感なところもあるので、この変化に耐えられず食べない猫もいるのでしょう。
もし2017年以前のレジオナルレッドを与えていたら、新レジオナルレッドはお気に召さない可能性はありますね。
形が崩れている
100粒中、パラパラと崩れているのは数粒。配送中に崩れることもあるのでなんとも言えません。
ただ、形が崩れているだけで食べない猫がいることに驚きました…。
高評価な口コミ
オリジンキャットフードの特徴
レジオナルレッドだけでなく5種類に共通したオリジンキャットフードの特徴をご紹介します。
グレインフリーで炭水化物を制限
オリジンはグレインフリーで、穀物類の代わりよく使用されるジャガイモやサツマイモを一切使用していません。
一般的なグレインフリーのドライフードには、ジャガイモやサツマイモが含まれています。
理由は、含まれている炭水化物により猫は満腹感を感じることができるからです。
しかし、オリジンは「野生の猫が食べる小動物に炭水化物はほとんど含まれていないし、ジャガイモもサツマイモも食べないのだから炭水化物の量は抑えたほうがいい」と考えています。
では、何がエネルギー源となるのか?
それはシンプルに肉で「とにかく肉の量を増やしてエネルギーをつけてもらおう」というのがオリジンの考えです。
肉の量が豊富で高タンパク質
猫は多くのタンパク質を必要とする動物で肉食なので、本来は魚より肉が大好きです。
なのでオリジンには90%の割合で肉が配合されています。これは一般的なドライフードの約3倍の量にあたります。
また、植物性タンパク質(ジャガイモやエンドウ豆)の濃縮物などは一切使用されていません。
植物性タンパク質からは必須アミノ酸が摂取できないので、猫は動物性タンパク質が必要になります。
フードに含まれる肉の6割以上が新鮮肉
オリジンキャットフードに含まれる肉の6割以上が新鮮肉または生肉です。
猫はトラやライオンの仲間であり、祖先は小動物を食べて生活していたことから本能的に新鮮肉を欲しています。
また、栄養も新鮮肉からのほうがより多く摂取できますし、より良質です。
肉の種類が豊富
野生の猫はネズミ、ウサギ、鳥などさまざまな動物から栄養を摂取しています。
オリジンには、放飼いにされた新鮮な家禽肉、牧場飼育の肉、自然の海で漁獲された魚をまるごと使用するなど、さまざまな食材からさまざまな栄養をとっています。
なので、猫にとってより野生的なドライフードになっているのです。ヤギ、羊や猪などの肉が使われているのも猫の本能的な欲求を考えてのことです。
ホールプレイ肉比率
オリジンキャットフードはホールプレイ肉比率を大事にしています。
肉、臓器、軟骨を自然な食事と同じ比率で配合することで、より猫が好むドライフードになります。
例えば、ネズミが「肉80%、臓器10%、軟骨10%」なのに、「肉10%、臓器10%、軟骨80%」の割合でフードが作られていたら自然な食事とは言えないですよね。
なのでオリジンは鶏肉などを丸ごと使っています。丸ごと使ってしまえば自然と肉、臓器、軟骨の割合が適正になります。
限りなく無添加
無添加(人工着色料・香料・保存料不使用)なキャットフードは多くありますが、代わりにビタミンやミネラルを大量に使っていることがほとんど。
オリジン社は「ビタミンやミネラルが豊富な食事は猫にとって自然な食事とはいえない」と考えているので、ビタミンやミネラルの代わりに亜鉛のみを使っています。
また、自然の食材を低温調理でクッキングしているので栄養を最大限にひきだし、添加物が極力不要なレベルにしています。
レンダーフリー
オリジンキャットフードはレンダリング処理がされた原材料を使用していません。
畜産分野におけるレンダリング(rendering)とは、と畜場の食用に用いられない屑肉などから粉末肥料、飼料、洗剤などの原料となる動物油脂およびミールを作ること。
低品質なキャットフードだと、よくわからない肉の不要部分を高温高圧で加工し、失われた栄養素を添加物で補うという手法が用いられるようです。
オリジンキャットフードはそんな手法ではなく、ディハイドレード肉または乾燥肉を使用しています。
■ディハイドレード:新鮮肉を時間をかけ低温調理し、空気乾燥させて水分を飛ばす。
■乾燥肉:時間をかけて徐々に温度を上げて、低温90度で乾燥させる。
なので栄養も逃げないですし、安心安全なのです。
オリジンと他社のペットフードの比較動画が面白いので、興味のある方はぜひ見て下さい(日本語吹き替え)。
オリジンキャットフード・レジオナルレッドの原材料と成分
原材料
新鮮アンガスビーフ、新鮮イノシシ肉、新鮮ヤギ肉、新鮮ラム肉、新鮮ラムレバー、新鮮牛レバー、新鮮牛トライプ、新鮮イノシシレバー、新鮮マトン肉、新鮮牛心臓、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮ヘリテッジ豚肉、乾燥ヤギ肉、乾燥牛肉、乾燥ラム肉、乾燥丸ごとサバ、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとピント豆、新鮮牛腎臓、新鮮豚レバー、乾燥丸ごとニシン、乾燥マトン肉、丸ごとグリーンピース、丸ごとグリーンレンズ豆、丸ごとシロインゲン豆、丸ごとヒヨコ豆、天然豚肉風味、牛肉脂肪、レンズ豆繊維、新鮮豚腎臓、アラスカンポロック油、丸ごとイエローピース、新鮮ラムトライプ、新鮮イノシシ心臓、イノシシ軟骨、牛軟骨、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、乾燥ケルプ、亜鉛タンパク化合物、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、丸ごとリンゴ、丸ごと梨、フリーズドライ牛レバー、フリーズドライ牛トライプ、フリーズドライラムレバー、フリーズドライラムトライプ、カボチャの種、ヒマワリの種、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物
肉の量と種類が半端ないですね。「丸ごと」というのも多いです。
天然の酸化防止剤であるミックストコフェロールが使用されているのは、猫の体にとって良いことですね。
成分
粗たんぱく質:40%
粗脂肪:20%
粗繊維:3%
水分:10%
カルシウム:1.9%
リン:1.4%
マグネシウム:0.1%
タウリン:0.2%
オメガ6脂肪酸:2%
オメガ3脂肪酸:1.2%
DHA:0.45%
EPA:0.25%
代謝エネルギー:394kcal/100g
一般的なドライフードよりも高タンパク質なので、心配な方もいらっしゃると思いますが、猫が本来摂取すべきパーセンテージとなっています。
野性の猫が食べるネズミ、鶏、ウサギなどのタンパク質は40〜60%なので、レジオナルレッドの40%は理にかなっているのです。
オリジンキャットフード・レジオナルレッドを他社と比較してみた
オリジンと他社のグレインフリードライフードを比較してみました。
商品名 | 価格 | 100gあたりの価格 | 主原材料 |
オリジン(レジオナルレッド ) | 6,300円(1.8kg) | 350円 | 牛、猪、ヤギ、羊、サバ、豚 |
犬猫生活 | 5,480円(1.5kg) | 365円 | 鶏肉 |
カナガン | 3,960円(1.5kg) | 264円 | 乾燥チキン |
犬猫生活よりは安いですが、けっこう高め。
肉の量や質にこだわっているのと、グレインフリーをこえたバイオロジックフードだからだと思います。
オリジンキャットフード・レジオナルレッドの購入方法
アマゾンや楽天では並行輸入品も売られています。
日本向けに特別調整されているレジオナルレッドを、確実に購入したければ公式サイトで買って下さい。
また、オリジン公式サイトで新規登録をすると50ポイント(50円分)がもらえて、100円につき1ポイントがつきます。
340gは1,485円(税別)なので14ポイントGETとなります。
オリジンキャットフードのまとめ
オリジンキャットフード(レジオナルレッド)のメリット
日本向けに特別調整されている
野生的な食事
炭水化物が抑えられている
限りなく無添加で健康的
オリジンキャットフード(レジオナルレッド)のデメリット
ザ・自然食品のようなドライフードなので全く食べない可能性あり
オリジンキャットフードレジオナルレッドはこんな猫、飼い主におすすめ
魚味より圧倒的に肉味が好き
カナダ産のレジオナルレッドを与えていない
普段からグレインフリーのドライフードを与えている
肉の毛入りでも気にしない
粒が少し崩れていても気にしない
価格は高めだが品質が最優先事項