人気猫の種類ランキング20選初心者向け特徴・性格・値段を完全比較
「どの種類の猫を飼えばいいか分からない」という方に向けて、初心者から上級者まで人気の猫20種を徹底比較。特徴・性格・飼いやすさ・価格帯・かかりやすい病気まで、猫を迎える前に知っておくべきすべての情報をまとめました。ペットショップやブリーダーで後悔しないための完全ガイドです。
猫を選ぶ前に確認すべき7つのポイント
猫は平均15年以上生きる家族です。「かわいいから」という理由だけで選ぶと、ライフスタイルとのミスマッチが生じることがあります。猫種を選ぶ前に、以下の7点を必ず自問してみてください。
生活スタイルとの相性
一人暮らしで外出が多い場合は、独立心の強い猫種が向いています。逆に在宅時間が長い方や子供がいる家庭は、社交的・甘えん坊な猫種が楽しいでしょう。
住環境の広さ
ベンガルやメインクーンなど運動量の多い大型種は広めの部屋が必要です。ワンルームでも飼えますが、垂直空間の確保が必須になります。
毛のお手入れにかけられる時間
長毛種は毎日のブラッシングが必要なものも。短毛種でも週2〜3回は必要です。毛玉・毛球症の予防としてもブラッシングは欠かせません。
家族のアレルギー
猫アレルギーの原因は主に「Fel d 1」というたんぱく質。シベリアンやバリニーズはこのたんぱく質の分泌量が比較的少なく、アレルギーが出にくいとされています。
生涯かかる医療費
純血種は遺伝的疾患リスクがある品種も多く、生涯医療費が高くなる可能性があります。事前にその猫種の「なりやすい病気」を調べ、ペット保険の加入も検討しましょう。
鳴き声のうるささ
シャム・トンキニーズなどは非常によく鳴く品種として知られています。マンションや集合住宅では近隣への配慮が必要です。
入手方法とコスト
ブリーダーからの購入は10〜50万円以上かかることも。保護猫の引き取りは0〜3万円程度と費用が安く、社会貢献にもなります。
人気猫種ランキングTOP10(総合比較表)
アニコム損保の「家庭どうぶつ白書」などの調査データをもとに、日本で人気の高い猫種TOP10を総合評価で比較しました。「飼いやすさ」は初心者の視点を重視した独自評価です。
| 順位 | 猫種 | 性格 | 毛の長さ | 飼いやすさ | 鳴き声 | 相場(万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | スコティッシュフォールド | 穏やか・甘えん坊 | 短毛/長毛 | ★★★★☆ | 小〜中 | 15〜35 |
| 2位 | アメリカンショートヘア | 独立心・遊び好き | 短毛 | ★★★★★ | 小 | 10〜20 |
| 3位 | マンチカン | 活発・好奇心旺盛 | 短毛/長毛 | ★★★★☆ | 小〜中 | 15〜40 |
| 4位 | ラグドール | おとなしい・抱っこ好き | 長毛 | ★★★★☆ | 小 | 15〜40 |
| 5位 | ノルウェージャンフォレストキャット | 穏やか・賢い | 長毛 | ★★★☆☆ | 小 | 15〜25 |
| 6位 | ロシアンブルー | 繊細・静か・一途 | 短毛 | ★★★★☆ | 極小 | 10〜20 |
| 7位 | メインクーン | 社交的・犬のよう | 長毛 | ★★★☆☆ | 中 | 15〜35 |
| 8位 | ペルシャ | 穏やか・甘えん坊 | 長毛 | ★★☆☆☆ | 小 | 10〜25 |
| 9位 | シャム | おしゃべり・独占欲が強い | 短毛 | ★★★☆☆ | 大 | 8〜18 |
| 10位 | ベンガル | 野性的・運動量大・活発 | 短毛 | ★★☆☆☆ | 中〜大 | 20〜60 |
※「飼いやすさ★5」は初心者でも問題なく飼えるという意味です。★2〜3の猫種が「悪い猫」というわけではなく、飼い主に知識・経験・時間が求められるということです。
初心者におすすめの猫種5選(詳細解説)
アメリカンショートヘア
短毛初心者◎一人暮らしOK
アメリカ最古の家猫品種のひとつ。タビー柄(縞模様)が特に有名で、シルバータビーが最も人気です。性格は独立心があり、飼い主が留守でも比較的ストレスを感じにくいため一人暮らしに向いています。遊び好きですが、過剰に構ってもらうことを求めないバランスの良さが人気の理由です。
短毛なので抜け毛の処理が楽で、週2回程度のブラッシングで十分。体が丈夫で遺伝的疾患も少なく、医療費の負担が比較的少ない品種です。平均寿命は15〜20年と長生きの猫種としても知られています。
肥満になりやすいため、フードの量管理と定期的な運動が必要。また流行りで相場が上がることがあり、優良ブリーダーの確認が重要です。
スコティッシュフォールド
短毛・長毛家族向き甘えん坊
折れ耳と丸顔が特徴の猫種で、日本で最も人気の高い品種のひとつ。SNSでも非常に人気が高く、座り方がユニークな「スコ座り(人間座り)」でも知られています。飼い主にべったりで、一緒にいる時間を好む甘えん坊な性格です。
穏やかで子供や他のペットとも仲良くなりやすく、多頭飼いにも向いています。鳴き声が小さいため集合住宅でも飼いやすいです。
スコティッシュフォールドには遺伝的な骨軟骨異形成症(OSA)のリスクがあります。折れ耳×折れ耳の交配から生まれた個体は特にリスクが高く、関節炎・跛行を起こすことがあります。信頼できるブリーダーを選び、立ち耳のスコティッシュストレートとの交配から生まれた子猫を選びましょう。
ラグドール
長毛大型種マンション向き
名前の「ラグドール(ぬいぐるみ)」通り、抱っこされると体の力を抜いておとなしくなる特性を持つ大型猫。体重4〜9kgになる大きさながら、おっとりした性格で激しく動き回らないためマンションでも飼いやすいです。
鳴き声が非常に小さく、子供にも優しい性格。ブルーの目が特徴的で、カラーポイント柄が美しい品種です。長毛のため毎日〜週3回のブラッシングが必要ですが、毛のもつれが少なく比較的ケアしやすいとされます。
心筋症(肥大型心筋症・HCM)の遺伝的リスクがあります。定期的な心臓エコー検査を推奨します。
マンチカン
短毛・長毛活発社交的
短い脚が特徴的なマンチカンは、好奇心旺盛で遊び好きな性格。短足でも動きは素早く、ジャンプや走り回ることが大好きです。人懐っこく、見知らぬ人にもフレンドリーなため、来客が多い家庭にも向いています。
短毛・長毛どちらもあり、カラーバリエーションも豊富。流通数が多いため入手しやすい品種です。
短足の遺伝子は脊椎・腰への負担を増やす可能性があります。高い場所からの落下に注意し、キャットタワーはステップが細かいものを選びましょう。
ロシアンブルー
短毛一人暮らし向き静か
美しいグレーブルーの毛と緑色の目が特徴。「ほとんど鳴かない猫」として有名で、集合住宅での飼育に最も向いた品種のひとつです。繊細で慎重な性格を持ちますが、信頼を築いた飼い主には一途に愛情を注ぎます。
独立心が高く留守番が得意。また「Fel d 1」というアレルゲンたんぱく質の分泌量が少ないとされており、軽度のアレルギー持ちの方に選ばれることがあります(個人差があります)。

環境の変化や知らない人に敏感。引越しや来客が多い環境はストレスになる場合があります。中級者向け
中級者・こだわり派向けの猫種5選
メインクーン
世界最大級の猫種で、オスは体重8〜11kgに達することも。「犬のような猫」と呼ばれるほど社交的で、名前を呼ぶと返事をしたり、飼い主の後をついて回る行動が特徴です。ふさふさの長毛と房毛の耳が迫力の外見を作ります。
長毛のためブラッシングに時間がかかり、毛玉防止のケアも必要。また大型種のため食費・医療費も多めにかかります。心筋症(HCM)の遺伝的リスクもあるため、定期的な心臓検査が推奨されます。
ノルウェージャンフォレストキャット
北欧の森に生きた猫の子孫とされる大型長毛種。防水性の高いダブルコートを持ち、寒冷地に適応した被毛が特徴です。穏やかで賢く、子供とも仲良くできる優しい性格。自立心があり一人でいる時間も苦にしません。
季節の換毛期(春・秋)には大量に抜け毛が出るため、日常的なブラッシングが欠かせません。糖原病(GSD IV)という代謝疾患の遺伝的リスクがあるため、遺伝子検査済みの個体を選ぶことを推奨します。
ペルシャ
長い毛と押しつぶれた顔(短頭種)が特徴の伝統的な品種。おとなしく穏やかな性格で、一日中静かにそばにいるような猫です。激しく動き回ることが少ないため、狭い部屋でも飼いやすいですが、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーが必要なため手間がかかります。
短頭種のため鼻涙管閉塞(涙やけ)・呼吸器疾患のリスクがあります。毎日の目のケアが必要です。また多発性嚢胞腎(PKD)の遺伝的リスクも知られており、遺伝子検査済みの個体を選びましょう。
アビシニアン
細身で筋肉質な体と、ティックド柄(1本の毛に複数色が入る)が特徴の活発な猫種。非常に好奇心が強く運動量が多いため、一緒に遊ぶ時間をしっかり確保できる飼い主に向いています。インテリジェンスが高く、芸を覚えることも得意です。
シャム
ポイントカラーと青い目が美しい東南アジア原産の古い品種。「おしゃべりな猫」として有名で、飼い主に向けて盛んに声で訴えます。感情表現が豊かで非常に人懐っこい反面、寂しがり屋でもあり、長時間の留守番はストレスになります。鳴き声が大きいため集合住宅では注意が必要です。希少・個性派
希少・個性派の猫種5選
| 猫種 | 最大の特徴 | 性格 | 入手難易度 | 相場(万円) |
|---|---|---|---|---|
| ベンガル | ヒョウ柄のような被毛 | 野性的・活発・遊び好き | 中 | 20〜60 |
| サバンナ | 大型・アフリカンセーバルとの交配種 | 犬に近い・活発 | 高 | 50〜200以上 |
| スフィンクス | ほぼ無毛・しわしわの肌 | 甘えん坊・人好き | 中 | 15〜40 |
| シンガプーラ | 世界最小猫種・セピア柄 | 活発・甘えん坊 | 高 | 20〜50 |
| ターキッシュアンゴラ | 白毛・オッドアイ | 賢い・活発・独立心 | 中 | 10〜25 |
希少種は価格が高いだけでなく、信頼できる国内ブリーダーの数が少なく健康管理情報も少ないことがあります。購入前に必ずブリーダーの評判・飼育環境・血統書の内容を確認しましょう。
短毛種vs長毛種:お手入れ完全比較
| 比較項目 | 短毛種 | 長毛種 |
|---|---|---|
| ブラッシング頻度 | 週2〜3回 | 毎日〜週5回 |
| 毛玉リスク | 低い | 放置すると皮膚炎・毛球症になる |
| シャンプー頻度 | 月1〜2回(任意) | 月1〜2回(ほぼ必須) |
| 抜け毛の目立ちやすさ | 中(絡まりにくい) | 大(衣服・布製品に付きやすい) |
| お手入れ費用(年間目安) | 低〜中 | 中〜高(トリミング費用も) |
長毛種を選ぶ場合は、プロのトリマーによるトリミング(3〜6ヶ月に1回、5,000〜15,000円)を活用するのも賢い方法です。特にペルシャ・ヒマラヤン・メインクーンなどは毛のケアが非常に大変なため、購入前に現実的な手間を想定しておくことが重要です。
猫種別にかかりやすい病気一覧
| 猫種 | 注意すべき遺伝的疾患 | 定期検査の推奨内容 |
|---|---|---|
| スコティッシュフォールド | 骨軟骨異形成症(OSA)・関節炎 | 定期的な関節・骨X線検査 |
| ラグドール・メインクーン | 肥大型心筋症(HCM) | 年1〜2回の心臓エコー検査 |
| ペルシャ・ヒマラヤン | 多発性嚢胞腎(PKD)・鼻涙管閉塞 | エコー検査・遺伝子検査 |
| マンチカン | 脊椎前弯症・関節負担 | 定期的なレントゲン検査 |
| ノルウェージャン | 糖原病(GSD IV) | 遺伝子検査(購入前に確認) |
| シャム・バリニーズ | 斜視・てんかん・心臓疾患 | 定期健康診断 |
| ベンガル | 進行性網膜萎縮(PRA)・HCM | 眼科・心臓エコー検査 |
上記の遺伝的疾患がある猫種を購入する場合、「遺伝子検査済み」または「親猫の健康証明書あり」のブリーダーを選びましょう。ペットショップでは遺伝的健康管理がされていないケースが多いため注意が必要です。
保護猫・雑種猫という選択肢
純血種にこだわらない場合、保護猫・雑種猫は非常に優れた選択肢です。複数の猫研究で「雑種猫は遺伝的多様性が高く、特定の遺伝的疾患にかかりにくい」という傾向が示されています。
- 費用が安い(引き取り費用0〜3万円程度、避妊去勢・ワクチン済みのケースも多い)
- 成猫を引き取れば性格が把握しやすく、ミスマッチが少ない
- 遺伝的疾患リスクが純血種より低い傾向にある
- 保護活動・社会貢献につながる
- 個性豊かな外見・性格の猫に出会える
保護猫を探す際は「ペットのおうち」「ねこのきもち保護猫サポート」「各地域の動物愛護センター」などのウェブサイトが参考になります。トライアル期間を設けているところも多く、相性を確認してから正式に引き取ることができます。
ブリーダー・ペットショップ・保護団体の選び方
| 入手先 | メリット | デメリット | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 優良ブリーダー | 健康管理・血統が明確/親猫の状態確認可能 | 費用が高め/遠方の場合あり | 10〜50万円+ |
| ペットショップ | 気軽に見られる/即日引き取り可能 | 親猫不明・遺伝管理なし・過度な早期離乳のリスク | 10〜40万円 |
| 保護猫団体・シェルター | 安価/社会貢献/成猫で性格把握しやすい | 希望の猫種・年齢が限られる | 0〜3万円 |
優良ブリーダーを見分けるポイントは「親猫・飼育環境を見せてもらえるか」「遺伝子検査の実施有無」「生後8週以上での引き渡し(動物愛護法の基準)」「アフターサポートがあるか」の4点です。
まとめ:自分にぴったりの猫の選び方
猫種を選ぶことは、これから15年以上ともに暮らすパートナーを選ぶことです。見た目の可愛さだけでなく、性格・お手入れの手間・遺伝的リスク・費用を総合的に判断することが、後悔しない選択につながります。
- 一人暮らし・留守番が多い → アメリカンショートヘア・ロシアンブルー
- 家族が多い・子供がいる → ラグドール・スコティッシュフォールド・メインクーン
- お手入れに時間をかけたくない → アメリカンショートヘア・アビシニアン・シャム
- アレルギーが心配 → ロシアンブルー・シベリアン・バリニーズ
- 費用を抑えたい → 保護猫・雑種猫
- 存在感のある大型猫が好き → メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャット

