塩分の少ない猫缶やウェットフードは?|濃度を計測してみた
塩分の少ない猫缶やウェットフードが知りたいです。
こんなお悩みを解決します。
猫も塩分を摂取しすぎると血圧が上がり、腎臓に負担がかかり、腎臓病になる可能性もあります。
ナトリウム(塩分)が記載されている成分表もありますが、記載されていない猫缶やウェットフードについては計測する必要があります。
ドリテックの塩分計で家にあった猫缶やウェットフードの塩分濃度を計測してみました。
カルカン:0.5%
カナガン:0.4%
モンプチ:0.5%
ピュリナ:0.4%
ちゃおちゅーる:0.5%
塩分の少ない猫缶やウェットフードは?【濃度を計測してみた】
ドリテックによると「0.4〜0.6が薄い」、「0.7〜1.0が普通」、「1.1以上が濃い」らしいですが、あくまでも人間に対して。
ただ、とりあえず「0.4〜0.6」が薄いとして書きます。
※計測方法は5回測っての平均とします。
カルカンの子猫用
0.4%
カルカンの子猫用、お魚ミックス(まぐろ、かつお、白身魚)
魚介類(かつお、白身魚、まぐろ等)、肉類(チキン、ビーフ)、植物性油脂、小麦、調味料(アミノ酸等)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、タウリン、増粘多糖類、ポリリン酸Na、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na)
タンパク質7.0%以上、脂質2.5%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.0%以下、水分86.0%以下、代謝エネルギー(1袋あたり)50kcal
カナガン
0.4%
カナガン(チキン)
チキン(58%)、チキン煮汁 (32%)、サーモン(5%)、タピオカ、サンフラワーオイル、ビタミン類、ミネラル類
粗タンパク質19.0%、脂質1.20%、粗繊維0.03%、粗灰分1.20%、水分77.0%、エネルギー(100gあたり)約93kcal
モンプチ
0.5%
モンプチ(まぐろのかつお節添え)
魚介類(かつお、まぐろ、かつお節、フィッシュエキス)、調味料、増粘安定剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、カラメル色素、ビタミンE
粗タンパク質9%以上、粗脂肪0.2%以上、粗繊維1%以下、粗灰分3%以下、水分87%以下、代謝エネルギー40kcal/100g
ピュリナワン
0.5%
ピュリナワン避妊・去勢した猫の体重ケア
ターキー、チキンミール、コーングルテン、米、脱脂大豆、とうもろこし、大豆たんぱく、セルロース、牛脂、酵母、大豆外皮、たんぱく加水分解物、キャノーラミール、ほうれん草、にんじん、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
たんぱく質38%以上、脂質8.5%以上、粗繊維5.5%以下、灰分9%以下、水分 12%以下、代謝エネルギー約330kcal/100g
チャオチュール
0.5%
チャオチュールのまぐろ&タラバガニ
まぐろ、タラバガニ、カニエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘剤(加工でん粉)、ミネラル類、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、紅麹色素、緑茶エキス
粗たん白質7.0%以上、粗脂肪0.2%以上、粗繊維0.1%以下、粗灰分1.7%以下、水分91.0%以下、約7kcal(1本あたり)
金のだし
0.5%
金のだしカップ(まぐろ)
かつお、まぐろ、かつお節エキス、増粘多糖類、ビタミンE、タウリン、緑茶エキス
たんぱく質9.0%以上、脂質0.1%以上、粗繊維0.1%以下、灰分2.0%以下、水分88.5%以下、約35kcal/1個
【まとめ】基本的に猫缶やウェットフードは塩分が少ない
カルカン:0.5%
カナガン:0.4%
モンプチ:0.5%
ピュリナ:0.4%
ちゃおちゅーる:0.5%
猫缶やウェットフードは塩分が低いという結果になりました。
成猫用やシニア用だとまた変わってくるかもしれませんが、とにかく塩分濃度は低かったです。
とりあえず家にあったウェットフードなので、また新しいのを買ったら計測して、随時追加します。
猫と塩分について【参考】
猫は塩分が必要?
猫も塩分は必要で、AAFCO(米国飼料検査官協会)ではキャットフードのナトリウム含有量は0.2%以上を推奨しています。
とはいえ塩分の過剰摂取は健康に悪いので、0.8%未満なら健康的というところです。
ドライフードの塩分濃度
ドライフードは塩分計を使用できませんが、計算式を使えば塩分量を出すことができます。
もともと成分表に、例えばレガリエはナトリウム(塩分)0.28%、カナガンは0.80%と表示されていれば計算不要です。
ナトリウムの表示は義務ではないので、記載されていないことも多いですが、もしマグネシウム量が記載されていれば計算してましょう。
計算の仕方としては、ナトリウムでの数値に2.54を掛けて(乗)、1000で割った(除)数値が食塩相当量となります。
例えば、100gあたりナトリウムが0.5%ならば0.5g=500mg(0.5×1000)
500×2.54/1000=1.27g
0.2〜0.8%が適正とされているので、それでいくと、0.5〜2gの間であれば問題ないとなります。