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思ったよりずっと遅かった家猫の歴史、ネコが人類の友になるまで

家猫
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モグニャンキャットフード ライト

ネコが人間と親密な関係を築くまでには、じつに気まぐれな時間を要した、そんな事実が最新の科学研究で明らかになった。BBCが2025年11月28日に報じた。

新たな証拠によれば、野生の狩猟動物から飼い猫への移行は人々が長年考えていたよりもかなり最近起き、しかも場所も異なっていたことが判明した。

発掘されたネコの骨を分析した研究によると、人間との近しい関係が始まったのは数千年前で、その舞台はレバントではなく北アフリカだった。

オックスフォード大学のグレガー・ラーソン教授は「ネコはテレビ番組にもなり、インターネットでも圧倒的な存在感を放っています。しかし、私たちが現在持っているようなネコとの関係が始まったのは、1万年前ではなく、約3,500〜4,000年前だったのです」と語った。

すべての家猫(Felis catus)はアフリカヤマネコを祖先に持つ。しかし、いつどのようにして彼らが野生性を失い、人間と深い結びつきを持つようになったのかは長らく謎だった。

研究チームは、ヨーロッパ、北アフリカ、アナトリア各地の遺跡で見つかった猫の骨からDNAを抽出、年代測定を行い、現代のネコの遺伝子プールと比較した。その結果、ネコの家畜化は農耕が始まったレバントではなく、数千年後になって北アフリカで起きた可能性が高いことがわかった。

ラーソン教授は「農耕が始まった地域ではなく、むしろエジプト発祥の現象だったと考えられます」と説明する。

古代エジプトでは猫は崇拝され、芸術に描かれ、ミイラとして保存された。その文化的背景とも一致する。

猫が人と結びつくようになると、人々は猫を船に乗せて世界中へ移動させた。ネズミ対策として重宝されたためで、猫がヨーロッパに到達したのは約2,000年前と、これまで考えられていたよりもかなり遅かった。彼らはローマ人とともにヨーロッパや英国に渡り、さらにシルクロードを経て中国へ進んでいった。現在では南極を除く世界中に広がっている。

興味深いことに、今回の研究では家猫が中国に入るよりずっと前に、別の野生ネコが人間とゆるやかな関係を築いていた事実も判明した。アジアに広く分布する小型の野生猫、ベンガルヤマネコがそれだ。彼らは中国の人間集落周辺で約3,500年暮らしていた。

北京大学の羅述金教授によれば、この関係は「片利共生的」で、ベンガルヤマネコは人の近くで暮らすことで利益を得、人間側も害されることなく、むしろ自然な害獣駆除役として歓迎していた可能性があるという。

ベンガルヤマネコは家畜化こそされなかったが、近年では家猫との交配によって「ベンガル猫」という新種のペットが生まれ、1980年代に正式な猫種として認められた。

今回の研究成果は、科学誌「Science」および「Cell Genomics」に掲載されている。

元記事:Cats became our companions way later than you think

※アイキャッチ画像はChatGPTで生成

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