保護犬・猫のために環境省とAmazonが締結|「つなぐ絆、つなぐ命」始動
環境省は2021年8月30日、犬猫の譲渡促進のため「つなぐ絆、つなぐ命」というプロジェクトをスタートすると発表しました。
環境省は殺処分を減らすため、自治体や動物保護団体に引き取られた犬猫の譲渡を促進し、殺処分数はこの10年で7分の1に減少しましたが、今でも全国で約3万匹を超える犬猫が殺処分されています。
そこで環境省は、殺処分数をもっと減らすために「つなぐ絆、つなぐ命」プロジェクトを立ち上げ、アマゾンジャパン合同会社とパートナーシップを結びました。
同社は「ほしい物リスト」を通じて動物保護施設の犬猫をサポートする「動物保護施設 支援プログラム」に取り組んできましたが、「保護犬・保護猫 支援プログラム」に一新しました。
その理由は、これまでの物資支援に加え、保護犬・猫の譲渡拡大を目指すため。
保護犬・猫を引き取ることは「信頼できる動物保護団体を探すのが大変」、「譲渡の条件が合わない」などの理由から、あまり浸透していないのが現実。
アメリカでは犬猫を飼いたい場合、動物保護団体などからの譲渡が一般的ですが、日本ではペットショップやブリーダーからが大半。いきなり動物保護団体に連絡することは稀でしょう。
保護犬・猫がやさしい飼い主さんのもとで暮らして欲しいという思いから、アマゾンジャパンはリニューアルすることに決めたのです。
同社と環境省は、「地方自治体や動物保護団体による譲渡活動を支援し、行き場を失った犬猫が新たな飼い主のもとに引き取られ、終生にわたって安心して暮らせる社会づくりを加速していきます」と目標を掲げています。
©️環境省、アマゾンジャパン
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